本サイトを利用される際はJavaScriptが有効になるよう設定してお使いください.

青少年宿泊施設 あかたにの家

【あかたにの家から6】防災キャンプ 

新発田市では、防災教育推進事業の一環として市内の小学校の「防災キャンプ」を実施しています。この防災キャンプは、市内の小学生を対象に防災についての知識を深めることを目的とする事業です。学校と教育委員会だけで完結せず、保護者や地域の人たちなど多くの大人が関わることで子どもたちの「生きる力」を育むことを大きな目標としています。

そのスタイルは各学校でさまざま・・・。

 

たとえば・・・

7月12・13日に行われた市内二葉(ふたば)小学校の防災キャンプでのプログラム内容を少しだけご紹介します。

★「川遊び」・・・あかたにの家のそばの川で川遊びをすることで楽しさと危険性について学習。

★「避難所生活を乗り切る準備をしよう」・・・NPOふるさと未来創造堂の方を講師に、電気・トイレ以外使えない場合、どんなことに困るのか?みんなで考えて準備。

★「消火訓練」・・・消防署の方にご指導いただき、水消火器での消火訓練を実施。

★「サバイバルクッキング」・・・ビニール袋とお湯だけをつかって、ごはんと野菜スープ、じゃがりこのポテトサラダを作りました。美味~!!この時、牛乳パックを使ってマイスプーンも作成。ごはんを食べるって大変なんです。

★「羽越水害を学ぼう」・・・二葉小学校区はかつて羽越水害で大きな被害を受けた地区。その体験談を地域の方にお話してもらいました。

★「就寝準備」・・・暑いさなかでしたが、お風呂は、なし。ふかふかのベッドも使わず、体育館に毛布を敷いて寝ました。数の限られた汗ふきシート、ドライシャンプー、歯磨きシートなどを分け合って使うことも体験しました。きっといつもだっこして寝ているのでしょう、くたくたのぬいぐるみと一緒に寝ている子が何人もいました。体育館で寝るなんて、なかなかない体験ですから、不安ですよね。 

 

子ども達は4年生。慣れた友だちと先生が一緒とはいえ、暑い盛りにめいっぱい体を動かし、そして大好きなおうちの人と離れて宿泊するという体験はかなりの緊張が伴ったことと思います。しかし実際の災害時に必ずしも家族で避難できるとは限りません。家族と離れ、物資が不足する中 協力・工夫してその場を乗り切る経験は、まさに子ども達の「生きる力」を育くむものだと思います。

 

学校と地域のあり方について、さまざまな面で手を繋ぎ協力・連携していくことが求められている昨今、堅苦しい座学だけではなかなか実感できないことが、二葉小学校の活動の中では「防災」という共通のワードを通じて、わかりやすい形に表現されていました。

子ども達は家族以外にもたくさんの大人に囲まれ、守られて育てられている。そして大人たちも、自分の子ども以外の子ども達との関わりの中で学び感じることが多くある。

「地域で子どもを育てる」姿が、二葉小学校の活動にはありました。

 

あかたにの家では、9月に3校、防災キャンプが予定されています。プログラム・消耗品等について学校との打ち合わせ中です。

 

2016年8月31日更新
「「い・い・ね!」はページ
表示日からの累計です。
いいね 0

青少年宿泊施設 あかたにの家

〒957-0053  新発田市中央公民館 社会教育係
新発田市中央町5-8-47
生涯学習センター内事務室

TEL:0254-22-8516    FAX:0254-22-1977
Email:kominkan@city.shibata.lg.jp