鳥屋野潟公園の木々は、すっかり葉を落とし、空が広く感じます。
天気の日に歩くと、カサカサと枯れ葉の音がします。
夕方には、潟に帰る白鳥の群れが泣きながら合図している声が聞こえ、冬が近いと思わせてくれます。
センターに隣接する県立図書館で、年に一度古本市が催されます。
今年も好評のうちに終わったのですが、
よく顔を見せてくれる方が、こんなことを話してくれました。
古本市というのは、いいことだと思う。
自分にとって、あるいは家族にとっては、必要でなくなった本を
どなたか必要な人の手に届く。
自分も、若い頃欲しくてならなかった本を、アルバイトを重ねやっと手にできた時の
うれしかったこと。今では、本棚にあって、ほとんど手に取ることはない。
家族は、じゃまになるから処分をと言われるが、できない。
ものが十分にない時代、本を買うことは、大変だったと。
本への物語と深い愛情を感じました。
2016年11月27日更新
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