■ 小千谷紬 のあゆみ ↑TOP


 1200年くらい前
紬の技術のもとになった「越後上布」が作られ始めました。

 250年くらい前(江戸時代1746年ころ)
越後上布の技術を絹織物に応用した小千谷紬が誕生しました。

 65年くらい前
昭和8年、商品化のための技術研究が行われました。

 60年くらい前(昭和10年代)
戦争により、ぜいたく品だとして生産が制限されました。

 45年くらい前
昭和25年、小千谷織物同業共同組合ができました。

 45年くらい前
昭和26年、人気が高まり、商品化が進められ生産量も増え始めました。

 20年くらい前
昭和50年9月、通産省から伝統的工芸品に指定されました。


■ 小千谷紬がさかんになったわけ ↑TOP

 冬のしめった空気が機織りに適していました。(糸が切れにくくなります。)

 古い時代から越後上布を作り続けてきた織物の技術がありました。

 雪が多く降る冬の間、機織りは収入を得るための数少ない仕事でした。

 昔は養さんが広く行われ、絹糸の原料になるかいこのまゆがかんたんに手に入りました。

 小千谷は交通の便がよく、原料や製品の輸送に便利でした。


■ 小千谷紬の原料 ↑TOP


● 紬は、絹織物なので絹糸が原料ですが、次の2種類の糸が使われます。

「真綿手紡糸」 「玉糸」

● どちらの糸も、地元のものがほとんど手に入らないため、主に群馬・埼玉・長野県などで生産され、糸問屋が仕入れたものを使っています。


■ 小千谷紬のできるまで ↑TOP

 図案・設計
かすり模様のデザインなどを決めます。

 撚糸
地のたて糸、横糸、かすり模様のたて糸・横糸ごとに糸をより合わせます。

 染色
糸のよごれを落とし、図案の色になるよう染料で煮ながら染めます。

 かすり作り
たて糸と横糸に印を付け、手くくりや「手すり込みの技法で、図案通りの模様が出てくるように色を付けたり、調整したりします。

 機巻き
図案に合わせて、それぞれのたて糸と横糸の位置を正しながら固く巻き上げていきます。

 機織り
たてのかすりと横のかすり模様をていねいに合わせて織り上げます。「出ばた」でも行われます。(15日〜20日位かかる。)

 仕上げ
よごれを落としたり、布巾を決められた長さに整えたりしてから巻き上げます。

 検査
組合の検査員が品質をきびしく調べます。

  完成
合格したものに証票がはられて小千谷紬の製品となります。


■ 小千谷紬の課題と努力 ↑TOP

課題

 生活様式が変化し、着物を着ることが少なくなったため、注文が減ってきています。

 製品を買う問屋が産地から遠い東京や関西方面にあって、かたよっています。

 韓国や中国から安い輸入品が大量に入ってくるようになりました。

 技術や仕事を受けつぐ、若い人が少なくなっています。

努力

 協同組合を作って、製品を検査したり、品質を高めたりするための研究や新製品の開発を行っています。また、人材の育成にも取り組んでいます。

 伝統的な模様や色合いを守りながらも、現代の生活に合った図案やデザインを工夫しています。

 紬を使った人形や洋服、ネクタイ、日用小物を開発したり、展示会を行ったりして紬のよさを宣伝しています。

 総合産業会館「サンプラザ」の中で織物の紹介や製品の販売などを行っています。