中里地区の角間集落にある観音堂境内の3本のスギは、「角間のねじりスギ」あるいは「弘法様のねじりスギ」と呼ばれ、弘法大師の伝説が伝わっています。3本とも、根本から梢(こずえ)までの樹皮(じゅひ)が右まきにねじれている奇形のスギです。高さ3.6メートルでねじれが一周するという極端なねじれは全国的にも少なく、どうしてこうなったかは分かっていません。
指定:県
種別:記念物(天然記念物)
所有者・管理者:角間区
指定年月日:昭和60年3月29日
詳しい解説
弘法大師行脚の伝説をもち、一般に「角間のねじりスギ」と呼ばれ親しまれている。この杉は十日町市田沢の角間集落にある観音堂の境内にあり、地上3本からなる巨木であるがそれぞれ根元から梢までの樹皮に右巻きのねじれを持つ奇形木である。その大きさは次の通りである。(1)根元まわり4.11メートル、目通りまわり3.07メートル、樹高17.90メ ートル(2)根元まわり1.60メートル、目通りまわり1.20メートル、樹高14.70メ ートル(3)根元まわり1.43メートル、目通りまわり0.92メートル、樹高13.80メ ートル 樹齢は不明であるが、樹勢は極めて旺盛。3.6メートルで一周するという極端なねじれは全国的にも稀少なもので、これが遺伝によるものか、個体変異によるものかは不明とされるが、学術上の価値は高い。
所在地
関越自動車道 塩沢石打ICから車で20分/ 上越新幹線 越後湯沢駅下車 バス25分 徒歩10分
問い合わせ先
十日町市生涯学習課
〒948-0022 十日町市学校町1 中央公民館内
TEL:025-757-8918
FAX:025-757-5010