しつたんじゅうき じょうちゅう
悉曇(しったん)とはインドのことばであるサンスクリット語を書きあらわす文字(梵字・ぼんじ)の字体の一つで、日本で主に使われてきたものです。 淳祐(じゅんゆう)はこの悉曇の学者として知られていました。この書も淳祐が書いた写経の一つです。
指定:国
種別:重要文化財(書跡)
員数:2巻
時代:平安時代後期
所有者・管理者:無為信寺
指定年月日:昭和34年6月27日
詳しい解説
この悉曇集記2巻は、金剛頂経曼珠室利菩薩五字心陀羅尼品(こんごうちょうきょうまんじゅしつりぼさつごじしんだらにほん)と同様、悉曇(梵字)学者としてきこえ高い淳祐の自筆のものである。一般には、淳祐の手になった写経は、高野山大師霊廟で観賢に従って御衣替に侍した縁から「薫聖教」とも呼ばれているが、これもその一つである。
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