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北條家医学関係資料


 この資料は、代々漢方医であった北條家に伝わる医学書や医療用具です。医学書は寛永3年(1626)から文久3年(1863)までのもので、そのほとんどが漢方医学関係のものです。  医療用具は、和製皿秤(さらばかり)と、薬箱に一括して収納された往診用の医療小道具(携帯用薬研(やげん)、医療用鍼(はり)、薬匙(くすりさじ)などです。また、地方の医家の医療信仰を示す薬師如来像や親農(しんのう)像を納めた箱も残されています。この資料は、江戸時代の医学のようすを知る、歴史資料として貴重なものです。

指定:県
種別:有形文化財(歴史資料)
員数:一括 (238点)
時代:江戸時代後期~明治
所有者・管理者:個人蔵
指定年月日:平成14年3月29日

詳しい解説

 北條家は代々漢方医をつとめた家柄で、本資料は北条家に伝わる医学書や医療用具である。  医学書は、寛永3年(1626)から文久3年(1863)までの刊行年がわかるものが39点、刊行年が不明なもの12点、筆写本等の文献が28点あり、殆どが漢方医学関係のものである。  医療用具は、和製皿秤と、薬品を収納する百味箱及び百味箪笥、同一の薬箱に収納された往診用の医療小道具(ガラス製の携帯用薬研及び薬研棒、往診用薬入れ、医療用鍼、薬匙)などです。  また、地方の医家の医療信仰を示す薬師如来像や親農像を収めた箱も残されている。  県内には、江戸時代の医学資料がまとまって残っている事例は少なく、医療用具も一緒に保管されていることから、歴史資料として貴重である。

問い合わせ先

佐渡市世界遺産推進課
〒952-1209  佐渡市千種246-1
TEL:0259-63-3195   FAX:0259-63-3197

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