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佐渡羽黒神社能舞台


 この能舞台は、正面4.51メートル、側面3.64メートルで、佐渡で最も小さいものです。建てられたのは江戸時代末期と伝えられていて、社殿と向き合う形で参道上にありましたが、明治42年(1909)に現在地に移されました。屋根は寄棟(よせむね)づくりで、茅葺きです。  一時とぎれていた神事能は、昭和61年(1986)に復活し、金井町能楽研鑽会が中心になって、8月最後の土曜日に定例能(薪能)が行われています。

指定:県
種別:有形民俗文化財(有形民俗資料)
員数:1棟
所有者・管理者:羽黒神社
指定年月日:平成9年3月28日

詳しい解説

 舞台は以前、社殿と向き合う形で参道上に建てられていたが、明治42年現在地に移動され、その際、橋掛りと社務所兼用の楽屋を増築した。  舞台寸法、開口高共に佐渡で最も小さいものである。  床板はすべて横張で、中央部分で左右に張り分けられている。  天井は、後座まで一体に小屋組を見せているが、鏡板の位置で水引がかけられ、すぐ上の梁までが板壁となって、裏楽屋と舞台空間を分節している。  常設の鏡の間と炉のある舞台裏楽屋があり、橋掛りは同じ床高の裏通路が付属した複合形式である。  柱を設けず、3間の軒桁で橋掛り前面を開放し、背面は板壁である。橋掛り勾欄は地覆付で鏡の間から1間ほど出たところから始まるので、この部分が幕口となり鏡の間となった。   鏡板はなく、橋掛りと裏通路にも仕切りがないが、鏡板部分には敷居があるので、戸を建て込んだと推定される。  裏楽屋は当初より、舞台に付属していたといわれる。 

所在地

新潟交通バス 吉井下車 徒歩30分

問い合わせ先

佐渡市世界遺産推進課
〒952-1209  佐渡市千種246-1
TEL:0259-63-3195   FAX:0259-63-3197

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