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真野古墳群


 佐渡にある古墳は、真野湾沿岸と二見半島にほとんど集中しています。この古墳群は、真野町の東側の海岸段丘にある古墳時代後期の古墳群です。  むかしは数多くの古墳がありましたが、耕作や道路工事などで壊され、現在、古墳の形をとどめているのは約10基あまりになっています。古墳は円墳で、海岸段丘の先端部や緩斜面に作られ、直径15メートルほど、高さ1.5メートル前後のものが多くあります。古墳からは、土器類(土師器(はじき)、須恵器(すえき))の他に、直刀、鉄の矢じり(鉄鏃)、銀環(ぎんかん)、馬具などが出土しています。造られたのは7世紀ごろと思われ、佐渡の古墳文化を知るための重要な遺跡です。

指定:県
種別:記念物(史跡)
時代:古墳時代
所有者・管理者:個人所有地
指定年月日:昭和47年3月28日

詳しい解説

 佐渡における古墳の分布は真野湾沿岸と二見半島にそのほとんどが集中している。本古墳群は真野町の東側、〝越の長浜〟と呼称されている景勝地を眼下に臨む海岸段丘上に営まれた古墳時代後期の群集墳である。かつては数多くの古墳が存在していたが、耕作や道路工事等で破壊され、現在墳形を留めているものは約10基を数えるに過ぎない。古墳は低い墳丘を持つ円墳で、海岸段丘の先端部ないしは緩斜面に位置し、直径15メートル内外、高さ1.5メートル前後のものが多い。石室は自然石乱石積や割石を積み込んだ横穴式石室で、玄室は袖無型のものと片袖型の二者がある。石室の長さは5~6メートル、幅は1.5~1.7メートルで、羨道と玄室に分れている。副葬品としては土師器・須恵器の土器類の他に、直刀・鉄鏃・銀環・馬具などが出土している。  本古墳群は墳丘の規模や石室のあり方などから7世紀頃のものと推定され、佐渡の古墳文化を知るうえで重要な遺跡である。 

所在地

両津港から 新潟交通バス小木線 大立南下車 徒歩5分

問い合わせ先

佐渡市世界遺産推進課
〒952-1209  佐渡市千種246-1
TEL:0259-63-3195   FAX:0259-63-3197

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