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元屋敷遺跡出土品(1,718点)


 村上市三面元屋敷遺跡から出土した縄文時代後・晩期を主とする出土品の一括である。
 元屋敷遺跡は、村上市の通称「奥三面」に所在し、四方を1,000m級の山々に囲まれている。遺跡は、朝日連峰に源を発する三面川上流の河岸段丘上、標高約190〜200mに立地する。
平成3〜5(1991〜93)年、平成8〜10(1996〜98)年に行われた発掘調査の結果、竪穴建物23棟、掘立柱建物62棟、配石墓・配石土坑99基、土坑墓65基、埋設土器204基、配石遺構53基、道、水場遺構、流路、盛土等が検出され、これらの遺構、及びその周辺に広がる遺物包含層から、縄文時代後期前葉〜晩期末葉を主体とした遺物が大量に出土した。
 土器の中には、環状注口土器のように独特で造形的にも素晴らしいものが多い。また、土器や石器の他に非日常的な道具や装飾品も多数出土し、当時の生活を復元する上で、示唆的な資料が充実している。さらに、磨製石斧の未成品が13,000点以上出土していること、翡翠製の玉やアスファルトなどの出土、環状石斧など北陸地方特有の石器製作などがあることから、他の地域との交流が盛んであり、各地域をつなぐルートの一拠点であったと考えられる。
 本件は、縄文時代後晩期における他地域との交流品及び当時の精神文化、磨製石斧等の石器製作技術を示し、北日本における日本海側と太平洋側とをつなぐ文化や物資の交易の様相を考える上で、きわめて貴重な遺跡である。
【内訳】土器・土製品287点、石器・石製品1,423点、漆塗木製品残欠2点、骨角器残欠6点

指定:国
種別:重要文化財(考古資料)
時代:縄文時代
所有者・管理者:村上市
指定年月日:平成27年9月4日

所在地

村上市岩崩

問い合わせ先

新潟県教育庁文化行政課埋蔵文化財係
〒950-8570  新潟市中央区新光町4番地1
TEL:025-280-5620   FAX:025-280-5764