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文化課

越後国域確定1300年リレー講演会(第1回~第4回)を開催しました

第1回 6月16日(日) 新潟県埋蔵文化財センター(新潟市秋葉区)にて

○参加者:85人
○「概説① 新潟県の弥生時代前期~中期」  渡邊 裕之(新潟県教育庁文化行政課)
 考古資料からみた当時の県内の様相を、全国的な動向と比較しながら解説しました。今年6月に重要文化財(美術工芸品・考古資料)に指定された新発田市村尻遺跡出土品などを題材として、新潟県で特徴的な「再葬墓」(一度埋葬して白骨化させた骨を壺などの容器に納め、土坑に埋葬した墓)について説明しました。

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第2回 6月29日(土) 新潟県埋蔵文化財センター(新潟市秋葉区)にて

○参加者:89 人
○「概説② 新潟県の弥生時代後期~古墳時代前期」 滝沢 規朗(新潟県教育庁文化行政課)
 弥生時代後期の新潟県内では、国史跡新潟市古津八幡山遺跡や上越市裏山遺跡などの環濠集落が各地で作られました。そして、その衰退とともに、国史跡新潟市菖蒲塚古墳や胎内市城の山古墳といった古墳が出現します。こうした時代の流れを考古資料から丁寧に読み解きました。 

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第3回 7月7日(日) 佐渡島開発総合センター(佐渡市両津湊)にて

○参加者:67人
○「佐渡の弥生~古墳時代遺跡」 鹿取 渉氏(佐渡市世界遺産推進課)
 玉作遺跡が特徴的な弥生時代や、近年発掘調査が行われた東沢遺跡などの古墳時代の佐渡島内遺跡について、発掘調査担当者の視点からわかりやすく解説していただきました。

 

○「弥生時代における佐渡の玉作遺跡の重要性」 寺村 光晴氏(和洋女子大学名誉教授)

 日本の玉研究の第一人者であり、佐渡の玉作遺跡にも長年にわたって関わってきた立場から、全国的な視野から見た佐渡の重要性について、貴重な発掘調査のスライド等を交えてわかりやすく解説していただきました。

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第4回 8月24日(土) 村上市教育情報センター(村上市田端町)にて

○参加者:80人relay04.JPG
○「村上市内の弥生~古墳時代遺跡」 吉井 雅勇氏(村上市教育委員会生涯学習課)
 当地域の重要な遺跡の一つである山元遺跡の話題を軸に報告していただきました。当遺跡の調査担当の立場から、特に遺跡の墓域の調査から明らかとなった東北・北陸など他地域との交流について指摘されました。

○「弥生時代史における新潟県北部の重要性」 石川 日出志氏(明治大学文学部教授)
 前半は、弥生時代の特徴や当時の新潟県の様子について、調査成果を反映させながらわかりやすく解説していただきました。後半では、御自身が考古学の道へ進むきっかけとなったお話も交え、下越地方が西日本と東北以北の文化交流の場として重要であった可能性についてお話しいただきました。relay04tenzi.JPG

 
2013年11月1日更新
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