■ 村上木彫堆朱のあゆみ ↑TOP


 大昔(縄文時代)のころ
漆を使った道具を使っていました。

 600年くらい前
お寺がたくさん建てられました。そのために多くの職人が村上にやってきました。

 300年くらい前
漆の木を育てることにしました。このころから、各町内に漆を使った祭り屋台が作られるようになりました。

 150年くらい前(江戸時代)
村上藩の武士が江戸で学んだ堆朱堆黒の技術を村上に伝えました。それから、多くの優れた職人が出てきました。

 100年くらい前(明治時代)
多くの人に使われるようになってきました。

 40年くらい前
昭和30年、新潟県無形文化財の指定を受けました。

 20年くらい前
昭和51年2月 伝統的工芸品に指定されました。


■ 村上木彫堆朱がさかんになったわけ ↑TOP


 江戸時代に武士が江戸から学んできた技術を、殿様が大事にしました。

 まわりを山に囲まれているので木地になる木や漆がたくさんとれました。

 真夏でも湿度が高く漆を乾かしたりするのに適していました。

 神社やお寺、お城を造る大工や職人が多く、優れた技術を持っていました。

 技術や技法(作り方)を大切にしてきました。

 地域ぐるみで、技術や技法を保存するように協力してきました。


■ 村上木彫堆朱の原料 ↑TOP

 木地・・・主に朴、栃、桂の木

 

■ 村上木彫堆朱のできるまで ↑TOP


 木地作り
乾かして湿り気をとった材料の木を切ったり、くりぬいたりしてもとの形を作ります。

 下絵
木地に花や鳥、山水などの下絵をかきます。

 木彫
下絵にそってウラジロという彫刻刀で彫ります。

 とくさがけ 
彫られたものをとくさ(今はサンドペーパー)でみがきます。

  木がため
漆をハケで全体に塗ります。

 さびつけ
さび(との粉と漆を混ぜたもの)を塗ります。

 さびとぎ
と石を使って表面をとぎます。

 中塗り
模様が消えないくらいに漆を塗ります。

 中塗りとぎ 
と石でていねいにみがきます。

 上塗り 
朱色の漆を塗ります。

 つや消し 
表面のつやを消します。

 毛彫り
細い彫刻刀で細かい線を彫ります。

 上すりこみ
漆を全体にすりこんで仕上げます。

 検査(完成)


■ 村上木彫堆朱の課題と努力 ↑TOP


1.後継者の育成

村上職業訓練校には漆器科があり、きそ技術を学んでいます。また、堆朱作りの仕事をしながら技術を覚えていく人も多くいます。

2.技術を守る


村上堆朱事業協同組合では、デザインや技術の研修会を実施し、技術の保存と時代にあった製品作りを考えています。

3.原材料の確保


現在は、漆をほとんど中国からの輸入に頼っています。村上市では漆の植樹に取り組み、国産の漆を使えるよう努力しています。

4.宣伝


村上堆朱を知ってもらうために、全国各地のデパートなどで宣伝会を開いています。