6 学習プログラム開発テーマ「自然−2」 平成10年度実施 |
郷土の生活に深いかかわりを持つ「雪」を取り上げて、雪の理解と環境を考える 学習プログラム |
事 業 名 |
新潟ふるさと自然講座 〜ふるさとと雪を考える〜 |
1 事業のねらい | 郷土の生活に深いかかわりを持つ雪に目を向け、雪国新潟県の先人たちの営みを見な がら、次世代に伝えるべき自然環境を考える。 |
2 実施主体 | 新潟県教育委員会 |
3 参加対象・定員 | 県民 150名 |
4 開設時期・時間帯 | 6月〜12月 午後1時30分〜4時 |
5 会 場 | 新潟県立生涯学習推進センター 出前講座は、柏崎市、長岡市 |
6 参加費 | 無料 |
7 学習計画 |
回 | 学習テーマ | 学習内容 | 学習方法 | 教材・教具 | 指導者 |
1 |
新潟の先人から 雪とのかかわりを学ぶ |
○鈴木牧之の北越雪譜 ○荘田幹夫博士の業績 ○雪形 |
講義 |
スライド プリント |
研究所主任 技師 |
2 |
雪を測る |
○雪の測定 ○雪の計測と雪処理技術 ○消雪パイプの自動制御 |
講義 |
スライド プリント |
日本雪氷学会理事 |
3 |
雪は天からの贈物 |
○利雪 ○雪中貯蔵施設「雪室」 ○アイスキャンドル |
講義 |
スライド プリント |
大学教授 |
4 |
雪氷の不思議 |
○雪の結晶 ○氷の性質 ○氷筍、氷の焼結現象 |
講義 |
スライド プリント |
大学教授 |
5 |
積雪の科学 |
○自然との共生 ○雪の研究から何が分かる ○これからの雪国のくらし |
講義 |
スライド プリント |
大学教授 |
6 |
〈出前講座〉 雪国からの発信 |
○雪国の「家」づくり ○自然融雪屋根の開発 ○雪国の生活の立脚点 |
講義 |
スライド プリント |
大学教授 |
7 |
〈出前講座〉 酸性雪は語る |
○地球全体の環境問題 ○南極観測から分かること ○新潟の酸性雪の現状 |
講義 |
スライド プリント |
高等専門学校教授 |
8 学習プログラム作成上の工夫
○ 自然の中から新潟県の生活と深いかかわりを持つ「雪」をテーマに、専門的な学
習プログラムを構成する。
○ 講義が中心であるが、参加者に理解を深めてもらうために、スライド等の視聴覚
教材を積極的に活用する。
○ 雪と生活とのかかわりを考えていく上で、参加者が雪をじゃまものと捉えるので
はなく、暮らしを良くするもの、楽しくするためのものであるという発想を持て
るよう配慮する。また、環境問題についても考える機会とする。
○ 市町村において、「雪」を取り上げて学習プログラムを作成する際の参考となる
ようにする。また、「雪と暮らし」、「雪と建築」、「雪とまちづくり」、「雪と環境」
等、テーマに広がりが持てるように配慮する。
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