新津市・学習プログラム(男女共同参画に関わるもの)
1 事業名
「女(ひと)・男(ひと)いきいき講座(平成15年度市民大学生活教養講座)」
〜あなたとわたしで輝きたい! 踏み出そう一歩、新しい自分〜
2 ねらい
女性政策を所管する市長部局(企画調整課)と連携・共同し、男女共同参画社会が正しい認識の下に円滑に推進されるべく、学習機会の充実を図り、男女平等に関する新たなる意識改革を試みる。
3 実施主体
新津市教育委員会生涯学習課
4 対象
一般市民及び周辺市町村在住者
5 受講料および定員
受講料1,500円 定員20名
6 会場
新津地域学園
7 学習プログラム
回 |
講座日 |
テーマ |
方 法 |
講師 |
1 |
5月28日(水) |
オリエンテーション 〜わたしの気づき〜 |
グループワーク |
企画調整課職員 |
2 |
6月18日(水) |
私を変えたものは? |
講 話 |
NPO法人ヒューマンエイド・22 椎谷照美 |
3 |
7月9日(水) |
生活の中に残っている 男の役目?女の役目? |
講 義 |
(財)新潟県女性財団
理事長 大島煦美子 |
4 |
7月23日(水) |
人が輝く時代に向けて〜女と男がいきいきと暮らせる男女共同参画社会について〜 |
講 義 |
新潟大学 教育人間科学部
助教授 鈴木真由子 |
5 |
8月27日(水) |
メディアから伺える男女平等 |
講 義 |
新潟日報社
新津支局長 渡辺英美子 |
6 |
9月10日(水) |
自分の面倒は自分で見よう |
グループワーク |
生涯学習課職員 |
8 成果と課題
- 20名の定員で募集したが、受講者は15名(男5人、女10人)であった。また、育児中の年齢層の参加も期待し保育ルームを設けたが、比較的中高齢者の参加だった。
- 受講者間において、男女共同参画社会、男女平等論、ジェンダー論などについての理解度や認識度に差異があり、この種の講座運営の難しさを感じたものの、最後のグループワークでは、各人が自分の言葉で思いを伝えることができ、加えて相手の意見や立場を尊重することの大切さを再認識できたようである。
- なお、講座終了後はアンケートを実施したが、これらの意見を集約し次回の企画に役立てたいと考える。
イクォリティ まき(巻町)・学習プログラム(男女共同参画に関わるもの)
1 事業名
公開講座
2 ねらい
「まきまち男女共同参画プラン」の策定に伴い町民の理解を深めるため、自主学習グループとして継続的に公開講座を開催することを目的としている。
3 実施主体
イクォリティ まき
4 対象
一般町民
5 開設日時・曜日
平成15年12月13日土曜日
6 会場
巻町公民館 小ホール
7 講師
新潟ウィメンズ企画 大河内芳子 氏
8 受講料および定員
受講料なし、定員なし
9 学習プログラム
◇ 寸 劇 『女と男―私たちの暮らし』〜プランで変わる私たちの暮らし〜
- 第一場面 子どもも登場する子育て
- 第二場面 ちょっと過激なドメステイックバイオレンス−家庭内暴力
- 第三場面 痴呆の始まったばあちゃんを抱えた介護
◇ 講 演 新潟ウィメンズ企画 大河内芳子氏 "あたりまえ"ってだれのため?
- 巻町の活性化に繋げるには皆さんがどう意識改革を進めたらいいかについての講演
◇ パネルデイスカッション
- 昨年の農業従事者と商業(自営)従事者に引き続き、今年度は専業主婦とフルタイムで働いていらっしゃる女性たちの現状を4人のパネラーに話してもらいました。
10 成果と課題
- 今回初の寸劇をやってみました。シナリオの作成からすべてメンバーでやりました。第1回の練習で出演協力をお願いした方達から、「シナリオの内容が偏りすぎている」「これでは男性たちに反発を受けるだけだ」との意見があり、シナリオの書き換え等を行った。このことが結果的にとても良かった。
- 講演はとてもわかりやすく、家庭で・職場で・地域活動等で性別役割分担の現状から派生する関係性や問題点が整理され、今後のプランの見直しにも繋げていけるものになり、とてもよかった。
- パネルディスカッションは、昨年は打合せでのパネラーに気づきがなく、問題点が見えにくかったが、今年は話し合いの中でパネラーの気づきがあり、成果があった。また、平均的な家庭が多く、そこから見える問題点に気づかされた。
- 今後は、2年間の実態から見えた問題点・気づきを巻町の活性化、プランの見直しに結びつけ、さらに公開講座で行政や町民に訴えていきたい。
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