5 | 名 称 | ふるさと市民大学講座 |
1 実施機関 |
糸魚川市教育委員会 |
2 参加対象 | 成人 30人 |
3 期間 | 平成5年7月〜11月 10回 |
4 会場 | 糸魚川公民館大ホール他 |
5 学習の目標 | |
全国的に重要な遺跡として知られている国指定の長者ケ原遺跡を中心にすえ講義と見学に よって縄文時代の生活空間を深く理解する。 |
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6 学習プログラム作成上の工夫 | |
○ 長者ケ原遺跡は市民にもよく知られている。現在、遺跡の整備とも合わせて発掘調査も行 っている。その成果を市民に理解してもらうとともに、長者ケ原遺跡について再認識しても らうこともねらった。 ○ 内容は食生活や道具など生活にかかわるものを題材にして、縄文人の生活がうかびあがる ようにした。 ○ 学習プログラムの作成に当たっては学芸員にもかかわってもらっている。 ○ 講師は県外からも招聘している。 ○ 現在この講座は10回目であるが、毎年テーマは変えている。今まで、フォッサマグナ、相馬 御風、良寛など糸魚川にかかわりのあるものを題材にしている。今後は、「塩の道」などを題 材としている。 |
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7 運営の配慮事項 | |
○ 講義だけでなく、遺跡の見学も取り入れている。 ○ 市民が参加しやすいよう休日を中心に講座を設定している。 |
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第10回ふるさと市民大学講座 | |
主催 糸魚川市教育委員会 |
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学習題・主な内容・方法 | 講 師 |
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7月24日(土) 午後7時〜9時 |
「縄文時代の遺跡とは」 ・開講式 ・遺跡を発掘する意義を明らかにするとと もに、古代人の村落と生活空間を理解 する。 |
上越教育大学講師 |
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8月22日(日) 午後1時30分 〜3時30分 |
「縄文時代の食生活」 ・縄文人はどんなものを食べたか、縄文 時代が長く続いた繁栄をサケ、マスか ら論ずる。 |
金沢医科大学助教授 |
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9月19日(日) 午前10時 〜12時 |
「縄文時代の遺跡見学会」 ・長者ケ原遺跡発掘の様子を見学して当 時の生活空間を理解する。 |
糸魚川市教育委員会学 芸員 |
4 | 9月12日(日) 午後1時30分 〜3時30分 |
「縄文人の道具(土器)」 ・縄文人の文化圏と美意識をさぐり、長者 ケ原遺跡出土土器から縄文人のメッセ ージを受ける。 |
金沢美術工芸大学 |
5 | 9月26日(日) 午後1時30分 〜3時30分 |
「縄文人の道具(石器)」 ・縄文時代の生産にかかわる石器を考 察し、長者ケ原遺跡の持性を学ぶ。 |
新潟県考古学会員 |
6 | 10月16日(土) 午後1時30分 〜3時30分 |
「縄文人の信仰」 ・縄文人の宗教観の実例をあげて学習 し、特にヒスイ文化に焦点を当てて長 者ケ原遺跡を考えてみる。 |
奈良大学教授 |
7 | 11月6日(土) 午後7時〜9時 |
「縄文時代の自然」 ・8,000年もの歴史をもつ縄文時代の 自然はどんなものであったのか、そし て長者ケ原遺跡周辺の自然環境はど うであったのかを想定する。 |
金沢大学教授 |