しほんちゃくしょくおっぽうじえんぎえまき
この絵巻物は縦42.42センチメートル、横(長さ)14.54メートルあります。胎内市にある乙宝寺(おっぽうじ)が建てられた由来(ゆらい)をことばと絵で描いたもので、ことばが7段、絵が8段からなっています。これは江戸時代の画家谷文晁(たにぶんちょう)が、妻、長男、娘、弟夫婦、門人など10名の総力をあげて模写(本物のとおり写す)したものです。
指定:県
種別:有形文化財(絵画)
員数:1巻
時代:江戸時代後期(文化7
所有者・管理者:乙宝寺
指定年月日:昭和44年3月25日
詳しい解説
この絵巻一巻は越後の名刹乙宝寺の創建、由来を詞と絵で描いたものである。詞6段、絵7段から成り、詞は「続群書類従」に載せられている。奥書きによれば、江戸時代の画家谷文晁(1763~1840)が、妻、長男、娘、弟夫帰、門人など一門社中10名の総力を挙げて模写した一大力作であることが分かる。文晁一門の最盛期に描かれたもので、室町時代古写本の趣をよく伝え、その時の写本ではただ一つしか現存していない。大きさは縦42.42センチメートル、横(長さ)14.54メートル。 なお、文晁自筆の奥書は次のようなものである。 「右乙宝寺縁起一巻、正二位権中納言春宮太夫源朝臣所紀述、書則係貞和年間 絵所正五位下行加賀守伊久朝臣筆跡、古写本旧蔵源武清家、今茲文化七年庚 午三月社有相為■写納之本山宝庫、囚以永其伝則同志願也 谷 文晁(花押)
所在地
胎内市乙1112
JR羽越本線中条駅下車 車で20分 / 日本海東北自動車道 中条ICから車で15分
問い合わせ先
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