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山谷古墳


 弥生~古墳時代の拠点集落、御井戸遺跡を見下す尾根上に立地します。4世紀中ごろの造営と推定され、新潟県内では、弥彦村の「稲場塚」に次いで古い古墳と考えられます。  本古墳は前方部がバチ形に広く前方後方墳で、同形の古墳としては北陸地方2番目の規模をもつ能登半島の「雨の宮1号墳」と墳形が酷似します。墳丘北側には、前期古墳では異例の周堤をもつ堀や造出しを設け、後方部の墳麓に並ぶ2つの小マウンドも特徴的な施設です。後方部中央の埋葬施設には、長大な割竹形木棺を用い、遺体は東枕で葬られていました。  昭和58(1983)年と昭和62(1987)年の発掘調査では、墳丘下から軍事的な性格の強い弥生時代の高地性集落が確認され、古墳出現前夜の様相が理解できる重要な遺跡であることもわかりました。

指定:市町村
種別:記念物(史跡)
所有者・管理者:個人蔵 他
指定年月日:昭和60年1月30日

問い合わせ先

新潟市歴史文化課
〒951-8550  新潟市中央区学校町通一番町602-1
TEL:025-228-1000   FAX:025-230-0412
rekishi@city.niigata.lg.jp

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