分類:芸術・文化
主催者:敬和学園大学
講師:山田 耕太(敬和学園大学長)
開催期間:2022年10月25日
17時30分~19時00分
皆さんは山川丙三郎という名前を聞いたことがありますか。阿賀野市(安田町)の吉田東伍は大日本地名辞典を残し、阿賀野市(水原町)の原久一郎は大トルストイ全集を翻訳し、三条市(下田村)の諸橋轍次は大漢和辞典を残したことはよく知られています。
昨年はダンテ没後1300年でしたが、新発田市(上舘)出身の山川丙三郎は、イタリアを代表する国民文学『神曲』全曲を翻訳しました。日本では10種類以上の『神曲』全訳があります。山川訳は最も美しい日本語で100年も読み継がれてきました。山川がどのようにして『神曲』と出会って翻訳したのか、スライドを用いて最新の成果を明らかにします。