未熟児のままに誕生する。生後に、自覚的に生き延びる技術と知識を身に付ける訓練をする。それを学習という。日本の学校教育制度では小中高の課程は学習が主眼である。学習の特色は正しい解答・適切な技術があることが前提にある。しかし、社会の仕組みが複雑化高度化すると、既存の学習で身に付けた技術や知識では、十分に対処できない。学習内容を現場がらみで、改めて問い直すことが、課題になる。それを學問という。學問とは生活者生産者がより良い成果をあげてより良く生きるためには不可欠なものである。學問とは所謂研究者の独占物ではない。実は、誰もが日々の生活の現場で実践していることであることを改めて考えてみたい。