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岩船まつりのしゃぎり曳行と「とも山」行事


 岩船まつりは、毎年10月18・19日に行われます。このまつりは、海上の安全、商売繁盛、大漁を願って行われる「舟霊祭」です。巡行は「お舟」と呼ばれる長さ3メートルほどの黒ウルシ塗りの舟を先頭に、各町の屋台(しゃぎり8基、にわか1基)が続きます。人々の唄う木遣り(きやり)歌に合わせて屋台、玉やり、神輿(みこし)が夜遅くまで町中を練り歩くこのまつりは、大勢の見物人でにぎわいます。

指定:県
種別:無形民俗文化財(民俗芸能)
所有者・管理者:保護団体 岩船まつり保存会
指定年月日:昭和63年3月25日

詳しい解説

 石船神社の祭礼は、天正年間(1573~1591)の成立と伝えるが、その起源は定かではない。  ただ、「色部氏年中行事」によれば、平林城主色部氏が、9月19日大明神の祭に神楽銭・御初物の寄進したことが記されているので、多分このころには、執行されていたのであろう。祭礼に「しゃぎり」を曳くようになったのは、記録によれば、宝歴10年(1760)とあるが現存の「しゃぎり」の最古のものは、天保13年(1842)である。  なお、祭礼期日は、明冶13年から現在の10月19日に決められている。  10月18日の宵宮には、神前に大和舞、稚児舞を奉納する。  10月19日、午前零時に先太鼓が進発し三回ほど町廻りをする。  神前では、神輿を中心に御船と神馬が並び、神事は神霊を神輿に移し、五本の幣を神の御霊代として舳先を前にした御船と称する長さ三メートルほどの黒漆塗りの舟に立て御霊移しの儀を行う。  巡行は、御船を先頭に神輿・神馬と続き、木遣歌に導かれて御輿は第一御旅所に安置される。   午前9時、御旅所からの巡行は、1.先太鼓、2.御船、3.山車八基、4.玉槍(先祓い・大榊・猿田彦・白玉槍黒玉槍・獅子頭・大鉾)、5.神輿、6.神官・巫女、7.氏子総代の順で行われる。   第二御旅所で神事、午後は神輿が御船に続き巡業が行われ、零時まで各山車は町内に戻るが、二町内の「しゃぎり」は神社へ帰り「とも山」と称する神事に供奉する。  この神事は、御霊代を神殿に返納する儀式であり、御船の艫を神殿に向け御霊代を神殿に納めるとともに、御船の神霊が除かれるという信仰のあらわれである。  岩船地区の山車は、「しゃぎり 8基」と「俄 1基」で構造・様式・曳き方まで村上と異なる。全体に各部の木割が大きくどっしりとし重量感にあふれている。  このように、岩船まつりは航海の安全と大漁、町の繁栄を祈願する港町にふさわしい賑いを呈し、県内はもとより、近県にも類のない勇壮なもので、当県の山車を中心とした祭礼研究史上、また船霊信仰行事の研究からも貴重である。

所在地

JR羽越本線 村上駅から車で12分/日本海東北自動車道 中条ICから車で35分

問い合わせ先

村上市教育委員会
〒958-0854  村上市田端町4-25 (教育情報センター)
TEL:0254-53-7511   FAX:0254-52-4133
bunka@city.murakami.lg.jp

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