「ごせんひら」のせんしょくぎじゅつ
五泉平(ごせんひら)は、五泉で作られる袴(はかま)の布地です。これは江戸時代に仙台平の技術を導入したものといわれています。この特色は、染めの技術にあります。バラエキス、ログウッド、ゲレップの3種の天然染料を、それぞれ鉄、クロムの2種類の媒染剤(ばいせんざい)と組み合わせて、黄茶、赤茶、黒などに染め分けて、化学染料には見られない美しさを表します。この本茶という古い技法を、現在なお伝えていることは貴重です。
指定:県
種別:無形文化財(工芸技術)
所有者・管理者:保持者 三富三郎
指定年月日:昭和42年3月25日
詳しい解説
五泉平とは、五泉産のはかま地のことである。その伝来には諸説があるが、江戸時代に仙台平の技術を導入したものといわれている。その特色は、染の技術にある。パラエキス、ログウッド、ゲレップの3種の天然染料をそれぞれ鉄およびクロムの2種の媒染剤(ばいせんざい)と組み合わせ、黄茶、赤茶、黒等に染め分け、化学染料に見られない美しさを表わす。いわゆる本茶という古法を、現在なお伝えていることはまことに貴重である。
問い合わせ先
五泉市教育委員会生涯学習課
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