この遺跡は、弥生時代後期の遺跡で、土器のほか玉作(たまつくり)関係の石器類が多く出土しています。石で作った錐(きり)や鋸(のこぎり)、砥石(といし)などの玉作の道具と、赤や緑色の美しい管玉(くだたま)、勾玉(まがたま)、角玉などの完成品、半製品、材料の破片などで、日本でも例の少ない玉作遺跡として重要です。
指定:県
種別:記念物(史跡)
時代:弥生時代
所有者・管理者:佐渡市(新穂地区)
指定年月日:昭和27年12月10日
詳しい解説
佐渡郡の国仲平野の中央部新穂北方、下新穂、舟下、竹ノ花一帯および真野地区の四日町、若宮などに広く分布している弥生時代の遺跡で、とくに玉作遺跡として注目される。 遺物は弥生時代後期に属する土器類のほか、特に玉作関係の石器類が多く、石錐、石鋸、砥石などをはじめ、鉄石英、碧玉を原材として製作された赤、緑色の美しい管玉、勾玉、角玉等の精巧な完成品、半成品、原材破片などがおびただしく採集されている。 わが国でも例の少ない玉作遺跡として、学術上きわめて重要である。
所在地
佐渡汽船両津港からバス20分 新穂小学校下車徒歩15分
問い合わせ先
佐渡市世界遺産推進課
〒952-1209 佐渡市千種246-1
TEL:0259-63-3195
FAX:0259-63-3197